今回のテーマは物理における機械学習です。 特に、深層学習(Deep Learning)のプログラムのチュートリアル (講師は「ディープラーニングと物理学」の著者の一人である富谷昭夫さん) と機械学習を使った最新研究の紹介を行います。 研究に深層学習を使いたい方や関連した研究テーマについて知りたい方は 奮ってご参加ください。
10:00--10:30 受付 10:30--11:30 富谷昭夫 「初めてのニューラルネットと深層学習」(講義ノート) 11:30--12:00 ハンズオンの準備 12:00--13:00 (昼休憩) 13:00--15:30 富谷昭夫 「ハンズオン: ニューラルネットで相転移を検出する」(ハンズオン資料) handson-1 / handson-2(fill) / handson-2(ans) / iris_data.csv / conf.zip (Ising data, 5.3 MB) 15:30--16:00 (休憩) 16:00--16:35 山本貴宏 「重力波データ解析への深層学習の応用」 16:35--16:40 (小休止) 16:40--17:15 田中章詞 「ホログラフィック模型を機械で作る」 17:15--17:20 (小休止) 17:20--17:55 山地洋平 「ボルツマン機械を用いて解き明かす高温超伝導の発現機構」 18:15-- 懇親会 (本会場隣の第一会議室)
会場からインターネットにeduroamを用いて接続可能です。 eduroamの利用については所属機関などにお問い合わせください。
参加される方はできる限り、Anacondaと機械学習用ライブラリChainer をご自身のPCにインストールし、Jupyter Notebookの起動を確認した上で、 会場にPCをご持参ください。
WindowsとMac (LinuxはMacの場合と同様)での準備方法は以下を参考にしてください。 問題なければ準備に要する時間は5-10分程度です。
次のサイトから自分のOSに合ったAnaconda 2019.10のPython3.7版の64-Bit Graphical Installer をダウンロードしてください。 https://www.anaconda.com/distribution
インストーラーをダブルクリックして起動し、基本的にデフォルトのまま「続ける」(Next)などを押していけば、 インストールできます。 インストールが完了すると、アプリケーションとしてAnaconda3(64-bit) あるいはAnaconda-Navigatorが追加されます。
Windowsの場合は、まず画面左下の「スタート」メニュ―から、Anaconda3(64-bit)をクリックし、 Anaconda Prompt (Anaconda3)をクリックして起動してください (あるいは、検索でAnaconda Promptを検索して、見つかったPromptを開いてください)。 そこで、
C:/> pip install chainerとすることで、Chainerがインストールできます。
Macの場合は、ターミナルを開いて
$ pip install chainerとすることで、Chainerがインストールできます。
(注) python の package 管理に conda を使いたい方は、pip install を conda install に読み替えてください。
Windowsの場合は画面左下の「スタート」のアプリ一覧から、Macの場合はアプリケーションから、 Anaconda3(64-bit)あるいはAnaconda-Navigatorをクリックして開き、 Jupyter NotebookのLaunchを押すことで、webブラウザ上にJupyter Notebookが起動されます。
Jupyter Notebookの起動が確認できたら、右上のNewからPython3を選択し、表示されたセルに、
In[ ]: import chainerと書いて、ShiftとEnterを同時に押して実行してみてください。
ModuleNotFoundError: No module named 'chainer'といったエラーが表示される場合は、Chainerが正しく組み込めていません。正しく組み込めてい れば、エラーなしで単に次のセルが表示されます。
物理学の諸分野において数値シミュレーションによるアプローチはすでに欠かせない研究手法になっています。 一方、計算機ごとの最適化や適切な計算手法の選択といった数値計算特有の技術的な難しさを克服するため、 分野を越えた研究者間の情報交換や協力が望まれます。 そこで本研究会は、計算基礎科学連携拠点(JICFuS)およびポスト「京」重点課題9が主催する活動の一環として、 物理に軸足を置きつつ数値計算を活発に行っている計算物理領域の研究者が集まり、 次のようなテーマで情報交換を行なうことを目的としています:
皆様のご参加をお待ちしております。