以下の日程で第14回 HPC-Phys 勉強会を開催いたします。
インテルの oneAPI は、従来のインテルコンパイラーの後継で、GPU向けなど多くの新機能を含んでいます。
インテルでHPC向けの仕事をされている野村昴太郎さんに利用法の解説をお願いしました。
筑波大の吉川耕司さんには、2021年のゴードン・ベル賞(*)ファイナリストに残った仕事についての解説をお願いしました。
(18:00 からオンライン懇談会を予定)
15:00--16:30 野村昴太郎「Intel(R) oneAPI Toolkitsのご紹介」(75+15 min) (**) 16:30--16:35 小休止 16:35--17:15 吉川耕司「富岳における宇宙論的ニュートリノのブラソフシミュレーション」(25+15 min) スライド: pptx file (26 MB) / pdf file (1.6 MB: 世話人が変換したPDF, 16ページの動画が動きません) 17:15--17:45 議論
(*) ゴードン・ベル賞: いわばスパコン界のアカデミー賞(ノーベル賞に例えられることも)
(**) 内容は
+ コンセプトからツールキットに含まれるコンパイラやライブラリ、解析・デバッグツールの紹介
+ GPUやFPGAなどのXPUを使うためのData Prallel C++のサンプルコード紹介
+ ツールキットを試すことができるクラウド環境
Intel DevCloud の使い方デモ
を予定とのことです。またアカウントの取得が必要ですが、上記クラウド環境を用いればデモを
見ながらコードを動かせるとのことです。
物理学の諸分野において計算科学によるアプローチは
すでに欠かせない研究手法となっています。
一方で、大規模数値シミュレーションには、
計算機システムごとの最適化や 適切な計算手法の選択
など、それ自体の技術的な難しさがあり、
分野を越えた研究者間の情報交換や協力体制が望まれます。
本研究会は、物理に軸足を置きながら数値計算を行う素粒子・原子核・宇宙物理などの
研究者が
集まり発足しました。
問題の共有や計算手法の紹介、新しい技術動向についての検討など、
計算物理
の広い範囲で情報交換を行なうことを
目的として以下のようなテーマで活動を行っています。
本活動は以下のような組織、団体、財源からサポートを受けてきました(五十音順):
文部科学省ポスト「京」重点課題9「宇宙の基本法則と進化の解明」
理化学研究所計算科学研究センター
早稲田高等研究所
皆様のご参加をお待ちしております。