以下の日程で第16回 HPC-Phys 勉強会を開催いたします。
今回は、富岳の次の計算機を見据えて、ハードウェアとアプリの双方の白書の更新点
についての紹介をお願いしました。
理研R-CCSの佐野さん(プロセッサ研究チームリーダー)は、ハード・システムソフトの
白書であるNGACI白書のハードウェアに関する取りまとめ、勉強会世話人でもある
滝脇(国立天文台)と金森(理研R-CCS)は、アプリの白書にてそれぞれ天文と
素粒子物理分野の取りまとめをしています。
(18:00 からオンライン懇談会を予定)
15:00--16:00 佐野健太郎 「次世代先端的計算基盤への期待と課題」(*) 16:00--16:05 小休止 16:05--16:50 金森逸作 「計算科学ロードマップの基礎科学分野の更新状況:素粒子原子核物理」 滝脇知也 「計算科学ロードマップの基礎科学分野の更新状況:宇宙惑星」 16:50--17:30 議論
(*)講演概要
次世代計算基盤のための調査研究が始まるなど、国内外において将来の高性能計算機を
検討する機運が高まっている。それに先立ち、発表者を含む発起人により、2019年7月に、
将来の高性能計算環境、共用計算機資源の開発・運用における技術的課題や必要とされる
研究開発などに関してオープンに意見交換を行う場としてNext-Generation Advanced
Computing Infrastructure: NGACI(次世代先端的計算基盤)が設立され、コミュニティ
のボランティア活動を通じて白書がまとめられた。本講演では、この白書の内容に基づき、
次世代先端的計算基盤への技術的期待と課題を俯瞰し、そのユーザである研究者らの方々
と討論を行う土台ともなる話題を提供する。
物理学の諸分野において計算科学によるアプローチは
すでに欠かせない研究手法となっています。
一方で、大規模数値シミュレーションには、
計算機システムごとの最適化や 適切な計算手法の選択
など、それ自体の技術的な難しさがあり、
分野を越えた研究者間の情報交換や協力体制が望まれます。
本研究会は、物理に軸足を置きながら数値計算を行う素粒子・原子核・宇宙物理などの
研究者が
集まり発足しました。
問題の共有や計算手法の紹介、新しい技術動向についての検討など、
計算物理
の広い範囲で情報交換を行なうことを
目的として以下のようなテーマで活動を行っています。
本活動は以下のような組織、団体、財源からサポートを受けてきました(五十音順):
文部科学省ポスト「京」重点課題9「宇宙の基本法則と進化の解明」
理化学研究所計算科学研究センター
早稲田高等研究所
皆様のご参加をお待ちしております。